脊柱管狭窄症の手術後、腰痛・お尻が痛い(仙腸関節障害)患者さんの場合
手術から1年後、腰痛・お尻の痛みが
60代後半の男性患者さんの例です。
1年ほど前に脊柱管狭窄症の手術をされ、脚のしびれ等はかなり楽になりました。
しかしその後、右側の臀部を中心に痛みがではじめて、他の医療機関で診てもらも原因がわからず、ホームページを見て当院に来られました。
治療と診断は、仙腸関節障害など複数の原因を考えながら
このような方を診る場合は、いくつかの原因を疑いながら真の原因を探っていくわけですが、最初から一つの原因に絞り込む事は避けるようにしています。そして、一番疑われる疾患から治療を始めていきます。
この方の場合は、「手術後の癒着」「上臀皮神経障害」「仙腸関節障害」「梨状筋症候群」を疑いながら診ていきました。まずは仙腸関節の痛みがはっきりしていたので、そこから治療を始めました。
2回、3回と治療をするうちに、かなり楽になっていきました。その後は右臀部の痛みが気になるということで、梨状筋症候群の治療も合わせて行いました。
レントゲンに写らない腰痛も諦めないで
この方のように、レントゲンやMRIなどの検査では異常が無いのに腰やお尻から脚にかけての痛みを訴える方は、当院にもかなり来られます。
決して諦めないでください。自分に合う治療を一緒に探していきましょう。気軽にいらしてください。