手術が必要な場合「専門の先生」に紹介状を書きます
紹介状は病院宛ではなく、その病院の専門の先生に
30年以上もここ綾瀬市で接骨院をやっていると、色々な重症患者さんが来られます。詳しい検査が必要な時があるので、近くの病院との連携は非常に密にやって来たつもりです。
症状によってはレントゲンはもちろんの事、CTやMRIまで近隣の親しい病院の先生に依頼する事はしょっちゅうです。また、どうしても手術しか選択肢がなくなった場合は単に病院あてに紹介状を書くのではなく、必ずその専門の先生に依頼するようにしています。
ひざの人工関節や腰椎、股関節なども各専門の先生へ
例えば、膝の人工関節のオペの場合はこの病院のこの先生にというように、頚椎、腰椎、股関節、仙腸関節なども同じようにしてきました。そして、術後のリハビリは当院の方へ戻ってもらい治療を継続する場合がほとんどです。
整形外科にて行う手術は、ある意味大工さんの仕事と似ている訳で、腕の良い先生にやってもらうのが患者さんにとっては一番ですよね。
そこが一番大事なところですが、患者さんは病気に対しては素人な訳ですから、こちらとしてはできるだけ最善の情報を提供するようにしています。やはりインターネット上の情報には限界があります。
頸椎手術の紹介例
大手スーパーの店長さんの例を紹介します。
頚椎症の患者さんで、近くの大学病院でも手術を断られたとの事で、当院に通っている患者さんからの紹介で治療に来られました。私からみても、手術をしない保存的治療には限界と診断をしました。
患者さんからしたら大学病院からも断られた訳ですから、途方にくれていた訳です。
この患者さんの場合は頚椎の前方からの手術が一番適当と思えたので、渋谷の日赤医療センターのK 医師に紹介状を書いて診察をしてもらい、手術は可能ですということでした。手術の結果も良好で、3ヵ月後に職場復帰をする事が出来ました。
この先生には、その後何度も再手術等の患者さんも診てもらい、私自身も非常に助けられております。
専門の先生に紹介する理由
膝の人工関節の置換手術には、座間の病院のO先生、股関節の人工関節の場合は同病院のK先生に数例お願いして、今のところ術後も上手く行っています。
何故、この先生方に依頼するのか?
一番は、やはりその分野の専門家で、オペ数が大学病院の先生達よりもはるかに多いからです。また術後の結果やフィルム等をきちんと送ってくださり、当院でのリハビリも非常にしやすい様にしてくれる先生だからです。
手術を受ける場合の注意点
それと最後に大事なのは、大きな手術を受けようと思われる方は必ずセカンドオピニオンを受けて下さい。
最後にもう1つ、本当に手術数が多くて良い先生は宣伝等はほとんどしていません。最初にも言ったように、やはりインターネット上の情報には限界があるのです。
当院で診察・治療を重ねて手術が必要な場合は、その疾患の専門の先生に紹介も可能です。しっかりリハビリもしていきましょう。