病気の解説
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足首の捻挫はスピードが命「足関節捻挫」

自己診断は危険な時もある

足関節捻挫(そっかんせつねんざ)は、僕らが扱う疾患の中でも腰痛、膝の痛みなどの次にくる非常にポピュラーな疾患だと思います。恐らく、誰でも一度や二度は軽い捻挫(くじき)をやった事はあると思うのですが?

 

あえてここではこのケガの解説はしませんが(検索をすれば、いくらでも説明がありますのでそちらを見てください。)、要は靭帯の損傷の事を捻挫と言います。その治療はいたってシンプルで、冷やして固定して痛みが取れたらリハビリをして普通は終了です。

ところが、以下のように厄介な場合がたまにあります。

 

  • 自己診断をして、2〜3ヶ月経ってから痛みが取れないからと来られる患者さん
  • 病院等でレントゲンを撮って骨には異常がないので湿布のみの処方だったが、痛みが取れないからと時間が経ってから来られる方

 

捻挫はスピードが大切

結論から云うと受傷後早ければ早いほど、治療が的確であるほど治りも早いです。じゃあ、受傷後、時間が経ってからだと治らないのか!?と思われるかもしれませんがそうではありません。時間は掛かりますが、脱臼骨折などの合併症がない限り治りますので、その点はご安心ください。

 

捻挫といっても、箇所によっては適切な治療が必要な場合があるので、おかしいなと思ったら早めの来院をおすすめします。