脳脊髄液減少症による頭痛やめまい等に苦しむ女の子の場合
もくじ
頭痛やめまいのきっかけはプールでの転倒
当院のホームページを見て、お母さんに連れられてやって来た中学生の女の子のお話です。
プールの床で転倒し、お尻から頭部を打ってしまい、頭痛、めまい、喉が詰まる感じ、腰の痛み、肩の張り、膝から下の痛み、動悸、目の中に黒い点が映り物がかすんで見えるなどの症状が見られました。
いくつ病院を回っても原因が分からず
非常に多くの症状により通学出来る状態ではなくなり、お母さんに連れられて藤沢市民病院、北里大学病院(小児科)や他の脳神経科、心療内科などのクリニックを点々としました。
しかし、結局原因が分からず、最終的に言われたのはストレスからくる心の病気でしょうという事でした。
当院での問診で脳脊髄液減少症が疑われ、専門病院へ紹介
その後。当院に来た時も立っているのもつらそうで、顔には全く生気が無い状態でした。問診表を見る限り原因がはっきりしているのに、何故このような診断を下されたのかかわいそうでした。
詳しく問診をしてみると、これは脳脊髄液減少症の疑いが非常に濃いと思われましたので、専門の病院を紹介しました。
3〜4泊の入院の予定で検査をしてもらったところ、私が下した診断と同じ結果という事がわかり、「ブラッドパッチ」療法の結果、非常に良い結果がとなったことをお母さんから聞きました。
脳脊髄液減少症は認知度が低い疾患
脳脊髄液減少症は認知度の低い分野のため、診断を下せる先生方が非常に少ないのが現状です。
それというのも症状が多岐に渡るので、一般の内科、脳神経外科、神経内科、心療内科等の先生方でもほとんど見逃される事が多い病気の一つと言えます。
お気軽に受診してみてください
15年ほど前、僕がこの病気の患者さんをはじめて診た当時は保健診療も出来ず、2〜3泊の入院治療だけでも数十万かかっていました。しかし、今では全面的に保険での診療が認められるようになり、非常にうれしく思っています。
もし、このような症状で困っている方がいれば、気軽に野地接骨院へ受診してみて下さい。